「天然無垢な材料を使って、安全で快適且つ地震にも強い家を作りたい!!!」
この住宅の建主さまは、シックハウスや耐震面を重視したお住まいを考えていらっしゃり、建材や工法にも大変こだわりを持っておられる方です。
一般的に内装といえば、“構造用合板貼り”や“石膏ボード+クロス貼り”など接着剤が使用されます。
一昔前、この接着剤の中に含まれる成分ホルムアルデヒドなどによるシックハウスが話題になりましたが、現在では各メーカーとも改良を加え安全な製品に替わってきています。
しかし、今回は、接着剤を根本から使わない内装をしたいとのお考えに、天然無垢の材料で仕上げる事を検討しました。
まず、天井や床材には天然の板を使用。もちろん、集成材などではない木材です。
また、内壁には有害物質を吸収・分解する効果のある“モイス”と呼ばれる「繊維混入ケイ酸カルシウム板」を使用してみました。
【2階・洋室の景観】
天井・床材に天然無垢材の表し仕上げをしているので、木の温もりの感じられる明るいお部屋になっています。また、壁に使用したモイス(白い部分)から有害物質の吸収・分解効果が期待出来ます。
【1階・キッチンの景観】
ダイニング・キッチン部分についても、2階と同様の温かみのある仕上がりです。モイスの白い壁が、キッチンの清潔感を高めてくれます。
次は、耐震面です。宮城県は地震の多い地域。耐震に力をいれて間違いありません。
今回は、外壁の下地に、構造用面材と呼ばれる壁“モイスMT”を全面に張って、柱と壁により家を支える形をとります。更に耐力壁が不足している箇所については、筋違(すじかい)を入れて補います。モイスMTを使用することによって、耐震面で有利になる事だけではなく、内装用のモイス同様(有害物質の吸収・分解)の効果、耐火性、屋外通気構造などが期待できます。
【モイスMT設置状況】
構造用面材のモイスMTを全面に張った状況です。
この上に、汚れにくい外壁の窯業系サイディングを張って化粧します。
最近、住宅産業でも『ロハス』という言葉が使われるようになってきました。
『ロハス』は“心身の健康や地球環境との共生を大事にする”という意味で使われているようです。
シックハウス症候群が世間一般的に知られるようになった今、天然無垢材を利用した仕様を望まれるお客様も益々増えてくるのかも知れませんね。 (施工: ㈱伊藤材木店)
【平面図 ・立面図】
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